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栽培場所

 栽培が難しいものが多い玉型メセンの中で、コノフィツムは栽培容易なグループです。関東平野部であれば、特に栽培施設は必要ありませんが、雨ざらしではやはり難しい場合がありますので、雨避けのある場所に置いてやりましょう。軒下やマンションのベランダは最適です。生育期(秋〜翌春)日照時間の確保が最大の問題になりますので、日照時間を確認しましょう(最低4時間程度は必要と思われます)。
 冬季に冷たい風が吹き付ける場所では、凍結による枯死を防ぐため、ガラス板やビニールシート等で風よけをした方が良いでしょう。特に加温する必要はありませんが、最低気温5℃くらいに加温出来た方が生育が良いようです。

コレクター御用達ワーディアンケースを使用した高密度栽培

 生産者は、温室やフレームを使用していますが、趣味家はあまり広い面積を使えませんし、立派な栽培施設を持っていないことがほとんどと思います。ここでは、比較的安価に販売されているアルミ製ワーディアンケースを利用した高密度栽培について紹介します。ガラス戸は必須ではありませんので、日光の入射角度(下図)に注意しながら棚を自作しても良いでしょう。

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我が家の例

 屋上の軒下にワーディアンケースを置き、そのなかに鉢を並べています。
 夏は通風を確保するため全てのガラス窓を取り外し、冬は夜間のみガラス窓を閉めます。朝、ガラス戸を開けるのを忘れると、日中思わぬ高温で駄目になる事があるので、風の入り込まない面の窓は開放してあります。夜間の加温は行っていません。
 夏期に日陰になりやすい棚の奥の方に小型種を置き、手前には乾燥に強い大型のタビ型種やオフタルモフィルム、リトープスを置いています。(下の写真:2002年当時)

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